歯並びが悪いと虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の原因になります。また、顎の成長や顔の形にも影響を及ぼすことがあります。よく噛めない事が原因で胃腸障害を引き起こしたり、発音がしにくいなどの障害になることがあります。
最大の影響の一つに、口もとが気になりコンプレックスから笑顔が作れないなど性格形成を妨げることもあります。
治療の開始時期
<ワイヤー矯正(マルチブラケット)>
永久歯に生え替わってから(犬歯が生え替わってから)治療を開始します。
<床矯正>
顎の成長、発育を利用するため出来るだけ早い時期(装置の装着が可能になった時期)治療を開始します。
床矯正前 | 床矯正装置 | 拡大途中 | ||
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左上1番の歯の スペースがない状態 |
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拡大後切開 | 矯正後 | 永久歯列期 | ||
左上1番を切開して萌出 させている所 |
治療期間
<ワイヤー矯正>
ワイヤー装着は2〜3年(症例により異なります)
装置を外した後も後戻りを防ぐため、可撤式装置(保定装置)を装着します(1年)
<床矯正>
歯の生え替わりに必要な空隙のみを作る時は、比較的短期間で行えますが、それに引き続きワイヤー矯正が必要になることもあります。
歯の交換期と重なると長期にわたることもあります。
注意点
・症例により診断後に抜歯が必要になる場合があります。床矯正は基本的に非抜歯を前提としますが、顎の成長発育により抜歯が必要になる場合があります。
・インプラント矯正はミニインプラントが途中で脱落することがあります。この場合他の方法に変更することもあります。(インプラント矯正とはミニインプラントを埋め込み歯を動かす固定源にする方法)
治療例
矯正前 | 矯正後 | |
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矯正前 | 矯正後 | |
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矯正前 | 矯正後 | |
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矯正前 | 矯正後 | |
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